長時間通勤は自分の時間が確保できる
結婚前の3年間程、諸事情で実家から会社に通う事になった時期があった。
通勤時間は朝2時間半(車で約30分、電車約2時間)、
帰り約3時間(電車約2時間、通過待ち・乗り換え時間約20分、車約30分)になる。
距離にすると片道110㎞位だと思う。
時間だけでみれば新幹線で東京ー大阪間の往復がで毎日できてしまう。
周りからは転職を強く勧められたが、
年収面・経験を活かせる会社が地元周辺になかった為、退職をしない選択をした。
実家周辺は自営業の建設業の人ばかりで、
その他は林業、工場の派遣社員など正社員募集の仕事がなかったというのが理由だ。
自分が経験した長時間通勤に関してメリット・デメリットを記載する。
■メリット
①朝早い為、座れる可能性が高い
毎朝6時台前半の電車に乗っていた為、座れる日が多かった。
その為、電車の中で1時間は寝る事ができる為、睡眠時間は確保する事ができていた。ただ前屈みで寝てたので首の凝りに悩まされた時期があった。
②読書、動画が見れる
個人的にこのメリットは非常に大きい。
月10冊ペースで読書ができ、かなりインプットができたと思う。
仕事関係、小説など自分の時間を確保する事ができた。
資格取得もこの期間は勉強しやすい時期だった。
ストレス解消で動画を見る事もでき、仕事帰りに映画を見るのは
有意義だった。
③時間管理をしっかりするようになった
21時を過ぎると最寄駅まで直通電車の本数が
1時間に3本程度に減る為、1日の作業スケジュールを
時間通り消化、効率化する取り組みを行う事ができ残業削減になった。
デッドラインがあると人間は頑張れると感じた時期でもある
■デメリット
①体力がきつい
平日は毎朝5時には起きる事になる。週初めは問題ないが、木金辺りになると体中におもりをつけているような錯覚に陥る。
あと繁忙期で終電近くまで業務が続くと帰宅時には午前2時位になる為、睡眠時間が極端に少なくなる。
②ガソリン代、駐車場代など出費が増える
電車代は支給されたが、そもそも自動車通勤は規定でNGだった為
ガソリン代(1万円弱)、駐車場代(月5千円)は自腹で月1.5万円近くの負担があった。
会社には事情を伝え自腹という条件で認めてもらった。
③自動車を使用していた為、飲み会で酒を飲めない
取引先との飲み会、自社内の飲み会など月に2~3回程度あったが、
自社ではノンアルコールで参加が多かった。
取引先との飲み会になると流石に飲まないわけにはいかない為、
ホテルを予約して家に帰らないなど対策をする必要があった。
宿泊するといつもより睡眠時間が確保できるメリットはある。
メリット、デメリットを書いて感じた事は、
多くの人からは時間が勿体ないなど色々言われたが
自分の時間が半強制的に取れる事になる為、
大分有効活用できたようにも感じた。
新しい部署の立上げに関われて、
仕事が楽しい時期でもあったから通勤が遠くても
会社を辞めるという選択肢を取らずにモチベーションが維持できたと思う。
あの時のインプットのおかげで仕事に対しての考え方も変わり、
継続的に成果も出せるようになった実感がある。