管理職は育児より仕事が辛いかもしれない

 

色々な情報サイトで育児は仕事よりきついと書いてる内容があった。

僕の家も共働きで育児・家事も行っているが、正直仕事の方が強いストレスを感じる。仕事の方が楽という人は管理者から指示を受ける業務が多く、部目標達成、業務管理、労務管理、人材育成など組織を率いる業務に関わる人はそこまで多くないのではないだろうか。

 

■評価が低い人の管理と育児のストレスが同じに思える

ここ最近、ストレスになってるのは業務・労務管理が多い。

僕の周りだけなのかもしれないが中小企業の20~30代のメンバーはチームリーダを担当できる同年代と比較すると精神年齢が低く子供と変わらない人が最近目立つ。過去に色々なタイプの問題児と関わった例として、子供のように権利を主張したり、嘘つき、居眠りちゃん、イヤイヤ期、辞める詐欺、勤怠不良者など色々なタイプが存在する。このような人材を何人も管理しながら部の目標達成の為、業務を行う必要がある。その為、業務指示を個人の力量に合わせて分担すると評価が中の上以上の人材に仕事が集まり、中の下以下の人はスキル面で仕事が少なくなる傾向で、難しい仕事も振る事ができない。後者の人達は、最初の方に記載した問題を抱えている傾向があり、働く意欲も低い。

 

働き方改革の影響もあり、労働時間をコントロールもする必要があり、メンバーだけで対応できない場合、管理職が業務の一部を巻き取る必要がある為、業務に忙殺されながら、メンバーの不満などを解消しないといけない状況が多く、残業を減らす為に昼休みはまともに休めない。ここ最近は人の入れ替わり時の作業調整、チームの立て直し、顧客対応、目標管理、面接、新規サービス立ち上げなど色々ありすぎてストレスが尽きない。

 

不思議な事に評価が低い人ほど自己評価が高いので、給与を上げろと自分の事以外何も考えずに主張する傾向だ。直談判して給与を上げた所で仕事に取り組む姿勢は何も変わらないのを若手の頃からよく見てきた。経営者も馬鹿ではない為、主張を論破する事が多い。

 

■共働き育児は疲労が溜まるが自分の子供は可愛いので許せる事が多い

日中は保育園に預けている為、朝と夜しか関わる機会がないが、言葉が通じない子供でまだ何も知らないので多少変な事をされても許せるのでストレスにならない。

 

共働きで育児も妻と分業をしている。僕は平日朝は育児全般(着替え・朝食を与える・保育園の送りなど)、夜は妻が時短勤務のおかげで担当だが僕は食事を与え、早く帰れる時は風呂入れに入れ、その後子守りをする。授乳・夜の寝かしつけ・離乳食作り以外はほとんどおこなう。子供は夜21時以降になると僕を拒否する為、寝かしつけをしようとすると大泣きをするので家事をしながら、翌朝の準備を行う。

 

休日になると感じるが常に子供を注視しないといけない為、自由に行動ができない点は辛いが一人を相手にするのであれば仕事ほどの辛さはないと思う。便が背中にワープしようが、食事中に毒霧の如く顔に吹かれようが一人を中心に相手をすれば良いので安心する。

 

最近気になるのが、仕事が終わって帰りの電車で家に向かっているはずなのに職場に向かっているような状態になり家にいても働いているような状態に陥る時がある。精神的に辛いわけではないが、余裕のなさが出てる気がしてならない。他の共働きで育児に関わっている人も同じような状態なのだろうか。

 

■管理職は大変な時期があるがスキルは確実に身に付く

管理職など責任のある仕事を避ける人がいるが、組織体制が整っている企業であれば僕のような状態にはならないのではないかと思う。むしろ関われるのであれば自分のキャリアにプラスに働くし年収もUPするはずだ。今後管理職の年収はメンバークラスと大分差が開くと予想している。割に合わないと言う人が増えている点とグローバル化に向けてマネージメント層の待遇面を改善しないと経営に大きな影響が出る。

 

今の仕事は中堅層がもう少し慣れてくると自分の仕事を完全に割り振る事ができ僕も楽になり管理に集中できるが、いつか来るその時まではどうしても仕事の方が辛く感じてしまう。